Posts on ‘1月 20th, 2014’

センター試験数学IIB所感/立志塾・立志教育デザイン研究所 数学科

立志塾・立志教育デザイン研究所 数学科の所感です。
(2014年センター試験 2日目/数学IIB)

第1問 [1] 図形と方程式

昨年よりやや難化。直線と円の問題。
問題の内容は関数の基本的な問題と
比較的簡単だが、
とにかく文字の混じった計算が苦しい。
計算量が昨年と比べ増量しており、
解ききるには計算力が必要。

第1問 [1] 指数・対数関数

昨年よりやや易化。不等式の問題。
問題は一見複雑だが、誘導が非常に丁寧。
場合分けも誘導が行ってくれるため、
誘導に乗れるかが重要。

第2問  微分積分

昨年より易化。昨年と比べ計算量が
大幅に減少。しかも問題はオーソドックスな上、
誘導が丁寧と、完答を目指したい。
どれも情報変換を駆使して解答することが可能。
しかし最後の面積を求める問題を、
面積公式(6分の1公式など)を使って
解くことができなかったことが残念。

第3問  数列

昨年よりやや難化。階差数列と漸化式の問題。
最初の階差数列は一般的な問題。
これに関しては落としたくない。
また最初のa1、a3に関しては是非とも
一般式を求めた後に解答していただきたい。
漸化式に関しては見慣れない形で、
戸惑った受験生もいると思われる。
しかし9割道場でもやった、書き換えを誘導通り
行えば、、誘導に乗って解ききることは可能。
また最後の部分分数分解はレギュラーの授業で
よく扱った問題。

第4問  空間ベクトル

昨年よりやや易化。立方体についての問題。
座標空間をうたっているが、座標空間上に作図しないほうが
考えやすいかもしれない。
最初の平行四辺形についての問題は、
計算も容易で解ききりたい問題。
三角錐の体積を求める問題については、
9割道場でもあつかった、空間から平面におろした垂線
、の考え方が使うことができる。
考え方は典型的な内容で、特殊な問題は出題されていない。
ベクトルの問題は、解法よりも計算力が重要ということを
再認識させられる問題であった。

総じて昨年と比べやや易化傾向ある。
それは昨年と比べ計算量が減少したことに起因するように感じる。
解法自体は例年のようにオーソドックスな問題で、
高得点を取れるかどうかは計算力に大きく左右されるように感じる。

センター試験数学IA所感/立志塾・立志教育デザイン研究所 数学科

立志塾・立志教育デザイン研究所 数学科の所感です。
(2014年センター試験 2日目/数学IA)

第1問 [1]  無理数の計算

昨年より易化。有理化を行い、与式の式変形という
典型的な無理数の計算。
最後の問題は与式とabの連立方程式だと
気づくことができるかがカギ。

第1問 [2]  論理と集合

昨年より易化集合の要素の問題で、
例年の必要、十分条件を答えさせる問題は出題されず。
しかも問題は非常に容易。
要素の個数がわずか10個とすべてか言い出すことが可能で、
9割道場でも行ったベン図を駆使すれば、完答は十分可能。

第2問  2次関数

昨年より易化。平方完成、グラフの平行移動、判別式、
最大最小、解の存在範囲
とすべて9割道場であつかった内容。
すべて情報変換を駆使することが可能。
計算量も昨年と比べてかなり減少、
解きやすい問題だったといえる。
しかしpを頂点のy座標を勘違いする可能性有り。
(実際はy切片)しかし勘違いのまま計算しても、
回答欄と形が合わないので、間違いに気づくことはできる。

第3問  図形

昨年より易化。円に内接する四角形の問題。
外接円の半径を求めるところまでは典型的な流れ。
AEに関しては角の2等分線の性質
BEに関しては余弦定理と9割道場で押さえたところ。
BDはおそらく今回のⅠAの中でもっとも難しい問題だと思われる。
点Dが内心であり、△ABCが二等辺三角形であることを意識すれば、
解答は可能。しかしそれ以降の問題には影響がないため、落としても問題ない。
三角形の面積については相似に気づけるかがポイント。
前の問題で求めたAE、BEが相似比になる。
最後の問題は、円周角の定理、そして△FDAが二等辺三角形であることに
気がつくかがポイント。

第4問  場合の数と確率

昨年並み。確率の問題はわずか1問。
それ以外は場合の数と例年とは違う問題の配分。
完答は正直難しいかもしれないが、
具体例を書き出すことにより、対応は可能。
ある程度点数を確保することはできる。

総じて数学ⅠAは易化傾向にある。
その分小さな勘違いが大きな差を生むように感じる。
計算量も大幅に減少しているため時間的にも余裕が
あったように思われる。

センター試験英語所感/立志塾・立志教育デザイン研究所 英語科

立志塾・立志教育デザイン研究所 英語科の所感です。

(2014年センター試験 1日目/英語)

【1】発音アクセント

昨年よりも易化と考えてもいい。

onion label loose parade novel categoryなど

カタカナ英語の出題が目立った。190とる会での

予想通りで、発アク本を少しでもやっていれば

かなり高得点なのでは。

【2】文法等

語彙問題が少なくなり、基本的な英文法の問題の出題

が目立った。これは昨年から続く傾向でもあり、難易度は

昨年並み。ただし、問8~10は空所が二つになるという初めての

傾向。しかし基礎的な語法と文法を聞いているだけである。

「第5文型・時制・接続詞・動詞の語法・名詞・代名詞・熟語」

という出題で、内、第5文型が2題・時制が2題という状況。

非常に易しい。単語レベルも極めて基礎的で十分に

満点が狙える。但し、英文の量が少し増加。

易しい。1はadvice O to dという基本語法(熟語)

がわかっていれば楽勝。2はhopeの後ろにthatの省略が

見抜けるかがポイント。もちろんtalk A into Bの熟語は基本。

3はget caught in the rainの熟語が分かっているか。

ターゲット熟語の前半をしっかり覚えていった生徒には

解きやすかったと思う。

【3】不明語類推・不要文選択・主張要約問題

昨年並み。対象となる主語を間違えないで、状況を追えば

不明語の言い換えが見つかる。探しやすいと思う。

新傾向。段落中に不要な文を選ぶ問題。さすがにこれには

焦ったかもしれないが、冷静に読めば、明らかに1文だけ

連続性を帯びない文がある。英語は抽象→具体で流れる。

つまり、前文の言い換えが次に続くはずだが続かない文章

が明らかにある。冷静に取り組めば特に問題はなかったのでは。

これまでの「空所補充問題」が消失。本来Bの問題であった

「主張要約」問題がCになった。190点とる会で講義した「ディベート

パターン」がほぼはまった内容。とくに1つ目の問いは最初の

文をよむだけで解答できる。昨年並み。

【4】グラフ・広告問題

予備校は昨年並みの発表を出しているが、個人的にはやや難化。

グラフを最初に見た時に、Magnet、Stickyの意味が取りにくく、

第1パラグラフをしっかり読まないといけない(時間のロス)。

グラフの州名を入れる問題はひねりもなく簡単。設問数が

1題増加した。

昨年並み。計算問題になんのひねりもないのは驚いた。

問1がやや難といえるだろうか。

微妙な表現の違い「申込時」と「レース当日に」の

違いに間違えた人もいるのでは。

【5】イラスト問題

昨年並み。イラストに関する問題が一昨年の「選択形式」に戻った。

はやとちりして、イラストを選ぶと大変なことに。この英文には

イラストが2種類出てくる。「最初に書いたイラスト」と「後で書きなおした

イラストの写真」である。実際に選ぶのは後者。

【6】長文読解

昨年並み。傾向はほぼ変わらず。

音楽・音楽機器・音質に関する問題。設問→本文の順で

速読→解の書通りの手順でやれば素早く解答できたはず。