立志塾・立志教育デザイン研究所 英語科の所感です。
(2014年センター試験 1日目/英語)
【1】発音アクセント
昨年よりも易化と考えてもいい。
onion label loose parade novel categoryなど
カタカナ英語の出題が目立った。190とる会での
予想通りで、発アク本を少しでもやっていれば
かなり高得点なのでは。
【2】文法等
A
語彙問題が少なくなり、基本的な英文法の問題の出題
が目立った。これは昨年から続く傾向でもあり、難易度は
昨年並み。ただし、問8~10は空所が二つになるという初めての
傾向。しかし基礎的な語法と文法を聞いているだけである。
「第5文型・時制・接続詞・動詞の語法・名詞・代名詞・熟語」
という出題で、内、第5文型が2題・時制が2題という状況。
B
非常に易しい。単語レベルも極めて基礎的で十分に
満点が狙える。但し、英文の量が少し増加。
C
易しい。1はadvice O to dという基本語法(熟語)
がわかっていれば楽勝。2はhopeの後ろにthatの省略が
見抜けるかがポイント。もちろんtalk A into Bの熟語は基本。
3はget caught in the rainの熟語が分かっているか。
ターゲット熟語の前半をしっかり覚えていった生徒には
解きやすかったと思う。
【3】不明語類推・不要文選択・主張要約問題
A
昨年並み。対象となる主語を間違えないで、状況を追えば
不明語の言い換えが見つかる。探しやすいと思う。
B
新傾向。段落中に不要な文を選ぶ問題。さすがにこれには
焦ったかもしれないが、冷静に読めば、明らかに1文だけ
連続性を帯びない文がある。英語は抽象→具体で流れる。
つまり、前文の言い換えが次に続くはずだが続かない文章
が明らかにある。冷静に取り組めば特に問題はなかったのでは。
C
これまでの「空所補充問題」が消失。本来Bの問題であった
「主張要約」問題がCになった。190点とる会で講義した「ディベート
パターン」がほぼはまった内容。とくに1つ目の問いは最初の
文をよむだけで解答できる。昨年並み。
【4】グラフ・広告問題
A
予備校は昨年並みの発表を出しているが、個人的にはやや難化。
グラフを最初に見た時に、Magnet、Stickyの意味が取りにくく、
第1パラグラフをしっかり読まないといけない(時間のロス)。
グラフの州名を入れる問題はひねりもなく簡単。設問数が
1題増加した。
B
昨年並み。計算問題になんのひねりもないのは驚いた。
問1がやや難といえるだろうか。
微妙な表現の違い「申込時」と「レース当日に」の
違いに間違えた人もいるのでは。
【5】イラスト問題
昨年並み。イラストに関する問題が一昨年の「選択形式」に戻った。
はやとちりして、イラストを選ぶと大変なことに。この英文には
イラストが2種類出てくる。「最初に書いたイラスト」と「後で書きなおした
イラストの写真」である。実際に選ぶのは後者。
【6】長文読解
昨年並み。傾向はほぼ変わらず。
音楽・音楽機器・音質に関する問題。設問→本文の順で
速読→解の書通りの手順でやれば素早く解答できたはず。